
その日暮らしの泣く頃に 暇潰し編
やれやれ悪魔の私が言うのも何だがこの
街は孤児に物乞いをやらせて巻き上げる
のも神父というのか物乞いじゃないです
路上で私の身の上話を聞いた人が感動し
お金をくれるんです対価でちゃんとした
仕事ですまぁものは言い様だないつまで
こんな生活なんでしょうそして悪魔は対価無しでは決してヒトを
助けない今日のお話は何ですかまた寝る前の小話をご所望か明日
起きられずに殴られても知らんぞいいじゃないですかこれだけが
私の楽しみなんです現実は何処へ行く事も許されないんですもの
せめて貴方の話を聞いて旅してる気分に浸りたいんですはぁ聞い
てるこっちが侘しくなるなじゃあここロンドンでシェイクスピア
の舞台を観た時の話だ19世紀の終わり大英帝国ロンドンこの奇妙
な二人の出会いは一ヶ月前に遡るうそ昼間の私を追って来たんで
すかやはり見えるのか悪魔がええ生まれつきこんな大物っぽいの
と会ったのは流石に初めてですけど私の魂でも奪いに来たんです
かいや単に私が見える人間が珍しかっただけだ気紛れだからこれ
といった用も無いじゃあ特にする事が無いなら私が眠れるまで何
か話を聞かせて貰えませんか何故ぶたれた所が痛くて眠れなくっ
てそれからこうして毎夜私は彼女の元に通っているあぁ面白かっ
たシェイクスピアお話だけでこんなに面白いなんて劇場で観たら
最高だったでしょうさあ別に有名どころは一通り観たがこの人は
ヒトに見えないのをいいことにタダで劇場に入りたい放題なんだ
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