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009 らいとにんぐ 2020/11/21(土) 00:24:54 ID:uBtnrtSZ.c
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らいとにんぐ
ライトニング
LIGHTNING
1937年2月のアメリカ陸軍航空隊の要求書に基づき、高速力・重武装・長距離
飛行性能を持つ戦闘機として開発。約一万機という生産数を誇り、多くのエース
パイロットを輩出したのがロッキード社初の制式採用戦闘機 P-38ライトニング。
速度追求のために過給器付きのV型12気筒エンジンを2基搭載し、エンジンカウル
後方に伸びた長いブームを尾翼で繋ぎ、中央胴体にパイロットを乗せるという
独特な機体構造を採用。初飛行時に675km/hを記録し、優れた上昇力も発揮した。
また、機首に12.7mm機銃4挺と20mm機関砲1門を配置した強力な火力も特徴。更に、
長い航続力と爆弾搭載能力の高さから戦闘爆撃機としての任務もこなした。欧州
戦線には1942年頃から配備され、戦略爆撃機の主力掩護戦闘機や偵察機としても
活躍。一方、太平洋戦線にも1942年末頃から投入され、特に1943年の山本五十六
長官搭乗機を奇襲したベンジェンス作戦に参加した事でも知られる。P-38の誕生
以来、時代の最先端を行く独創の軍用機を生み出し続けるロッキード社の革新的
な設計思想の原点となった機体である。愛称の「ライトニング (Lightning)」は
「稲妻」の意。ただし、これはアメリカではなく、イギリス空軍が採用した際の
機体名として「ライトニング I」と命名された物の逆輸入である。
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